長命草の栄養価と効果

長寿の国「沖縄」の元気の源、長命草とは?長命草とは、沖縄に現生するボタンボウフウの名称。その名の通り、沖縄県民の長寿の秘訣になっている薬草だと昔からいわれています。長い日照時間や潮風にさらされながら育つ長命草は、過酷な環境から身を守るためにポリフェノールをたくさん生み出します。このページでは、長命草に含まれる栄養素やその効果について紹介します。

長命草ってどんな植物?

ビタミン、ミネラルが豊富の薬草

沖縄県民の平均寿命が長いのは長命草を食べているから、という俗説があります。確かに長命草は沖縄などの温暖な地域で採取される植物で、沖縄では古くから食用や薬草などに利用されてきました。

近年、豊富なビタミン類とミネラル類が含有されていることが知られたことで、長年の沖縄人の経験と知恵が証明された形です。

長命草のイメージ

寿命に影響するかどうかは確認されていませんが、ビタミン、ミネラルの量を見るだけでも、少なくとも高い健康効果があることは確かです。また、美容効果・ダイエット効果などで人気を伸ばしていることにも注目です

長命草の栄養価一覧

長命草の栄養価グラフ
50代女性が一日に必要な摂取量を100%としています。栄養価が100%を超える場合は100%として表示しています。
栄養成分(可食部100gあたり)
食物繊維 8.4g
ビタミンE 3.5mg
ビタミンB1 0.07mg
ビタミンB2 0.25mg
ナイアシン 0.84mg
ビタミンB6 0.12mg
ビタミンC 47mg
カロテン 4800㎍
ビタミンK 194㎍
葉酸 0.14mg
ナトリウム 57.9mg
カリウム 710mg
カルシウム 240mg
マグネシウム 47.4mg
リン 45.2mg
1.08mg

長命草に含まれる主な栄養成分は?

長命草を摂取することによる健康効果、美容効果の観点から、どんな栄養成分が働いているのかを確認してみましょう。

血管や血液に関する効果

長命草に豊富に含まれるルチン。ポリフェノールの一種ですが、これが血液サラサラ効果をもたらし、動脈硬化予防に役立つとされています。また、排尿を促す成分として知られるイソサミジンも多く含まれており、これが血管拡張作用も持つことが分かっています。

これらが、長命草には血管病、つまり脳卒中や心筋梗塞などを予防する効果があると言われる理由です。

活性酸素を除去する効果

長命草に含まれるポリフェノールには、ルチンのほかにもクロロゲン酸が確認されています。両成分は、ポリフェノールを多く含むことで知られる蕎麦のおよそ2倍の含有量。高い抗酸化作用が期待できます。

ポリフェノールは、植物が強い日差しから身を守るために生み出す色素の一種。葉の色を濃くすることで紫外線や熱から身を守ります。日照時間が長く温暖な沖縄で育つ長命草は、色が濃くポリフェノールを豊富に含みます。

美肌効果

長命草に含まれる多くの栄養成分のうち、とくにビタミンC、βカロテン、ビタミンEは、肌を美しく保つ効果があるとされています。紫外線から肌を守る効果、活性酸素を除去する効果などがあるため、日ごろのスキンケアと並行して長命草を習慣的に摂れば、外側から、内側からのダブルで美肌効果を促すことになります。

長命草でとくに注目すべき成分は、カルシウム!

多くの健康効果、美容効果を秘めた長命草ですが、ここで注目したいのはカルシウム。カルシウムと言えば魚などの動物性のものが浮かびますが、この長命草にも多く含まれることが確認されています。

カルシウムの代表的な働きを見てみましょう。

骨、歯を丈夫にする

カルシウムには、言わずと知れた、骨や歯の生成を促す効果があります。成長期のお子様には、とくに欠かせないミネラルと言えます。日本人はとくにカルシウム不足が指摘されているため、吸収の良い植物からのカルシウムを多く摂りましょう。

なお、カルシウムが骨の形成に役立つことは間違いありませんが、これは、カルシウム単独の働きではありません。リン、マグネシウムなど、他の多くのミネラルとの相乗効果が骨を頑丈にします。長命草には、カルシウム以外のミネラルも豊富に含まれています。

精神を安定させる

イライラした人にはカルシウムを、というのは昔から冗談のように言われることですが、これは決して冗談ではなく、実際にカルシウムには心を落ち着ける効果があることが分かっています。カルシウムは、体内で神経の伝達物質に働きかけ、興奮や緊張を和らげます。簡単に言えば、感情を沈めて冷静な判断をする効果がある、ということです。