主な原材料で選びましょう

それぞれの特徴をよく知っておくことが健康への近道!
ひとくくりに「青汁」といっても、商品ごとに効果や効能は変わってきます。原料の特徴がわかっていれば、自分にたりない栄養をしっかり補える青汁を選ぶことができますよね。元気な毎日を送るために、くわしく調べておきましょう。

管理栄養士:水谷俊江さんの監修

一口に青汁と言っても、製品によって主原料が異なります。

「緑黄色野菜の生搾り汁」が青汁。メインとなる緑黄色野菜にはどんなものがあるの?

青汁主原料のイメージのイメージ画像さまざまなメーカーから手軽に飲むことができる青汁粉末やサプリメントが発売されていますね。実は各メーカーによって主原料である「緑黄色野菜」が違うということをご存知ですか?例えば、ケール、大麦若葉、クロレラ、明日葉、長命草、桑の葉、クマザサ、キダチアロエなど。メーカーによって主とする原料はそれぞれ異なっています。

緑黄色野菜とは、100g当たりにβカロチンを600㎍以上含む野菜のこと。青汁の主原料となる野菜は高いβカロチン量の他、強い抗酸化力が備わっているものが選ばれています。

サラダやお料理していただくお野菜は美味しく食べられるように品種改良を重ねて人の手で育てられています。ところが青汁の主原料は厳しい環境でたくましく育つ植物がほとんど。だからこそ多く酸素や強い紫外線から身を守るための強い抗酸化力を備えているのです。それが青汁に使われる野菜のポリフェノールやフィットケミカルと呼ばれる成分たち。それぞれの野菜で異なる抗酸化成分はヒトのカラダの中でもさまざまな効果をもたらしてくれます。

何が違う?それぞれの原料の特徴とは

青汁は、豊富なカロチンと食物繊維は当たり前。プラスαの個性が大事!

青汁の代表的な主原料「ケール」「大麦若葉」「クロレラ」「明日葉」「長命草」
それぞれの個性や特徴をまとめました。青汁選びのご参考に。

ケール◆ケール

その栄養価の高さからスーパーフードと言われているケール。
ケールは100g中βカロチンを2900㎍も含んでいます。100gあたりのカルシウムは220mgと、なんと牛乳の2倍。また生活習慣病やガンを予防するビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質は緑黄色野菜の中でトップクラスの含有量です。
ルテインという眼精疲労を和らげるポリフェノールも含まれています。

大麦若葉◆大麦若葉

その名の通り、大麦の新鮮な若葉が大麦若葉です。多くのβカロチンを含んでいます。ケールと比べるとβカロチン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムなどの含量は劣るものの食物繊維はケールの約12倍!鉄分含量もケールを超えます。
栄養バランスがとても良いので健康維持に適しています。

クロレラ◆クロレラ

クロレラは緑藻の一種。光合成の能力は植物の数十倍で、緑黄色野菜を大きくしのぐβカロチン、葉酸を多く含んでいます。タンパク質含有量が多く、人体に必要とされる9種の必須アミノ酸が含まれているのも特徴です。
またルテイン含量もずば抜けています。

明日葉◆明日葉(あしたば)

明日葉のβカロチン含量は100g中5300㎍。
明日葉以外にはほとんど含まれていない貴重な物質「カルコン」というポリフェノールの一種が含まれています。カルコンは血糖値を下げる作用が有ることが確認されています。

長命草◆長命草(ちょうめいそう)

「1株食べると1日長生きする」といわれている植物。βカロチン含量は100g中4800㎍。またビタミンC、ビタミンE、カルシウム含量はケールをわずかながら上回ります。
むくみ予防、血流を良くするクマリンというポリフェノールも含んでいます。

原材料から青汁を選ぶポイントは?

青汁に期待するものを明確に。そして期待に応えてくれる青汁を選びましょう。

青汁のイメージ画像緑黄色野菜不足を補うためや、イキイキ健康に暮らしたいから青汁をという方へ。青汁を選ぶおすすめのポイントはズバリ栄養価の高さです!

緑黄色野菜の緑色の色素にはビタミンAとなるβカロチンや、ルテインというポリフェノールの多いことが特徴です。ポリフェノールはクロレラがずば抜けて含有量が高く、次いで明日葉や長命草、ケール、大麦若葉と続きます。

ポリフェノールは優れた抗酸化力を持つ成分。色素や苦みの強いものに多く含まれています。「細胞を錆びつかせる=細胞の老化」と戦う抗酸化力。βカロチンは強力な抗酸化物質ですがβカロチンの抗酸化力をサポートするにはビタミンC、ビタミンEが必要です。中でも「ケール」や「長命草」はビタミンE、ビタミンCの含有量の高いことがわかっています。

せっかく栄養価の高い野菜を使っていても、苦みを和らげるために果汁やはちみつなどの甘味料や添加物を加えているものは成分が薄まっていますので注意してください。しっかり原材料名をチェックすることをお忘れなく!

管理栄養士兼ダイエットコーディネーター。10年間の南米・北米での生活から改めて日本人の食文化の偉大さに気づき、帰国後は特定保健指導での相談業務や美容クリニックでのダイエット指導に携わる。現在は、管理栄養士やダイエットコーディネーターとして活躍し、「食」を中心に健康・美容に関するコラムを多く執筆している。

管理栄養士:水谷 俊江さん